実家に一昨日帰ってきた。
最近は昼夜逆転の生活を送ってしまっていたので、夜になってもねれなくて困る。
かといって、何もすることがない・・・。家の周りには田んぼとコンビニぐらいしかないし。
というわけで、いつか電車旅行するときに、道中で読もうと買ったが、結局そんな気分にならず、読まずじまいであった文庫本を読んでみることにした。
一昨日の晩は「リンダリンダラバーソール」、昨日は「新興宗教オモイデ教」。
どちらも筋少のボーカルである大槻ケンヂの著作だ。
読んだ結果、興奮してさらに寝れなくなってしまった・・・。
だって、どっちもムチャクチャ面白い!!!
オーケンの本は「グミ・チョコレート・パイン」(言わずと知れた名作)しか読んだことがなかったが、
この人ほんとに才能ある。
なんというか、どの本も「ポップさ」がある。
ここでいう「ポップさ」というのは、
【主人公は普通の男子学生であるはずだが、出てくる女性キャラにことごとく好かれるという十分普通ではない「天然ジゴロ能力」を持っている。しかも、その女性キャラは実は天界から来た天使であり、主人公に異能の力を授け、堕天使リオーネの反乱によって窮地にたたされた天界を救って欲しいと頼む。果たして、主人公と天界の行方は?そして、謎の美少女リオーネの真の目的とは?
ポロリもあるよ!】
というふうなわかりやすいモノではない(こういうのも大好きだけど)。
説明しづらいのだがここでの「ポップ」というのは、つまり「伝わるかどうか」ということだ。
たとえ、どんなに意味不明でアバンギャルドな事でも突き詰めて突き詰めていけば、
見る人聞く人読む人に何かを伝えることができるとおもう。
ここで大事なのは「突き詰める」こと。
中途半端になるのが一番いけない。
オーケンの本は、別にそんなに意味不明でもアバンギャルドでもないんだけれど、
なんだか伝えようとする姿勢が伝わってきて、すごく良かった。
僕の最近の音楽の趣味もそんな感じで、もちろんシンプルな曲も、老若男女誰でも一発で好きになる!みたいなポップソングも好きだけれど(ポップならポップで突き抜けていて欲しい)、
それよりも今は、「わかりにくいことをわかりやすく伝える」曲や「わかりにくいことを、とことんわかりにくい形に突き抜けて表現するが、結果伝わりやすくなった」みたいな曲のほうが聞いててキュンとくるような気がする。具体例はパッと思い浮かばないけど、そんな感じがする。
だから、結局僕は「ポップ」な曲が好きなのだ。
自分のバンドでもそんな感じのことがしてみたいなあ。
そういう意味での「ポップ」なバンドになりたい。
関係ないけれど、デジカメ買いました。
しかし、すぐに飽きてしまいそうで怖い・・・。
とりあえず、今日の夜に読むオーケンの本を買いに行こうと思います。
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